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2026.01.22

お知らせ

「江戸川区から新たな食文化を!」えどがわメティ普及会がインド野菜”メティ”の研究結果報告会を開催

2025年10月31日、江戸川区グリーンパレスで「えどがわメティ研究成果報告会」が開催されました。

この報告会では、江戸川区でインド野菜「メティ」(写真上)の栽培や販促を行う「えどがわメティ普及会(以下、普及会)」と、文教大学国際学部国際観光学科専任講師の青木洋高さんによる共同研究の調査結果が発表されました。

50名ほどの参加者を前に、江戸川区におけるメティの需要や栄養成分といった調査報告に加え、えどがわメティの地域ブランド化や多文化共生社会を目指す上での活用などについての提言やディスカッションが行われました。


文教大学国際学部国際観光学科専任講師の青木洋高さん。写真提供:えどがわメティ普及会。

メティは豆苗のような見た目のマメ科の野菜で、ほのかな苦味が特徴です。多くの人々が菜食であるインドでは、カレーや炒め物といったさまざまな料理に使われています。

普及会によると、インドにルーツを持つ住人にとって、メティは「コンフォートフード(懐かしさを感じる味)食材」だといいます。しかし、これまで日本においてメティの栽培は、ほとんど行われておらず、今回の調査から日本で最も多くのインド系住民が暮らす江戸川区においては生鮮野菜としてのメティの需要があることが明らかになりました。

約7年前に普及会が立ち上がったきっかけのひとつは、インドにルーツを持つ江戸川区民から「新鮮なメティが食べたい」という声があったからだと、代表の竹原京美さんは話します。


えどがわメティ普及会代表の竹原京美さん(左端)。写真提供:えどがわメティ普及会

今回の報告会で青木さんは、アンケート調査によって判明した区内のインド系料理店における生のメティの需要の高さやメティの栄養成分、調理における汎用性について触れたうえで、インドの方々にとってのコンフォードフード食材が江戸川区内で活用できる可能性や江戸川区にとって大切な小松菜との連携の重要性についてコメント。

農業が盛んな江戸川区で品質の高いメティを育て地産地消を進めることで、江戸川区で栽培された「えどがわメティ」が地域ブランドとなり、結果としてメティを通じ、さまざまなルーツを持つ江戸川区民のつながりが生まれる可能性を示唆しました。

青木さんの発表後に行われた、普及会と文教大学国際学部の学生によるディスカッションでは「江戸川区とインドのカルチャーが混ざり合うことで、新しいコンフォートフードが生まれる可能性があることが新鮮で嬉しい」「メティの安定供給や認知度向上が大切」といった感想や意見が上がり、コンフォートフード食材としてのメティの可能性や今後の普及会の活動についての期待が寄せられました。

今後も調査を続け、江戸川区でのメティ栽培や料理などを通じて、江戸川区における新たなコンフォートフードの開発や地域活性化を目指していくとのことです。