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2024.02.15
お知らせ
「えどがわ伝統工芸産学公プロジェクト」第21回新作発表会が開催されました
令和5年12月23日(土曜日)・24日(日曜日)にタワーホール船堀で「えどがわ伝統工芸産学公プロジェクト」第21回新作発表会を開催されました。
「えどがわ伝統工芸産学公プロジェクト」とは、江戸川区の伝統工芸者の技と、美大生(女子美術大学)のデザインとのコラボレーションにより、現代のライフスタイルに合った伝統工芸品を生み出すプロジェクトです。平成15年度から開始して、今年度で21年目を迎えました。平成20年にはこの取り組みが評価され、グッドデザイン賞を受賞しています。
発表会当日、会場には多くの方が訪れ、学生と伝統工芸者とのアイディアの合作による素晴らしい作品の数々に、感銘を受けている様子が見受けられました。
また、来場者の皆様にアンケートにご協力頂き、本年度出展された36点の作品の中から最も得票数の多かった作品を「えどがわ賞(最優秀賞)」、プロジェクト参加大学(女子美術大学)の教員による選考作品2点を「教員賞(優秀賞)」として表彰いたしました。
本年の受賞作品は以下の通り。どの作品も独創的でありながら、現在のライフスタイルにも馴染むデザインが評価されました。
【受賞作品】
えどがわ賞(最優秀賞)【作品名】まなざし(注)一輪挿し
【工芸名】染色(工芸者:草薙 惠子)
【デザイン学生】女子美術大学 山崎 りさ
【作品コンセプト】
ねこの模様に使用している生地「墨流し」は二度と同じ生地を作ることができません。唯一無二の親から子への愛を墨流しを使うことで表現しました。
花に夢中になっている子ねこを親ねこが優しく見守っている構図を意識しました。どの角度からみても親ねこは子ねこへ優しいまなざしを向けています。
教員賞(優秀賞)
【作品名】水のくまさん
【工芸名】金工(工芸者:横塚 裕多加)
【デザイン学生】女子美術大学 田島 千草
【作品コンセプト】
錫の特性を活かし、現代の生活の中により身近な存在になるような商品をコンセプトに制作した「水のくまさん」。
水に入れると花を長持ちさせることができ、日本酒に入れるとまろやかになる。日常生活にちょこっと+α!
【作品名】宇宙飛行
【工芸名】江戸風鈴(工芸者:篠原 由香利)
【デザイン学生】女子美術大学 鳥原 美咲樹
【作品コンセプト】
この風鈴は、宇宙飛行士をモチーフにデザインしました。宇宙飛行士のヘルメットの形や、窓から宇宙を覗いている様にも見え内側には星が光ってます。
夜、窓辺に飾る事で夜空をふわふわ飛んでいる様な風鈴になります。
その他にも、アイディアが光る新作が勢揃い。
詳しくは下記サイトからご覧いただけます。
https://www.city.edogawa.tokyo.jp/e032/shigotosangyo/project/event/21shinsaku/happyokai.html
地域の文化と産業を支え、発展させていくべく、今後のプロジェクト活動にもご注目ください。