Collab

2025.03.13

著名クリエイターとともに、新たなものづくりに挑戦!(第4回)

「えどコレ!」事業者と、無印良品のクリエイターがタッグを組んで新商品開発に取り組むコラボレーション企画シリーズ・第4回。今回はついに「えどコレ!」オリジナルアイテムが商品化され、ギフトショーや店頭でお披露目されました。完成商品を目にした人からの声や、会場の盛り上がりをお伝えします!

コラボ商品初お披露目!「東京インターナショナルギフトショー」

コラボ商品初披露の日は、快晴の続く2月の寒い日でした。
2月12日~14日の3日間、東京ビッグサイトにて開催された「東京インターナショナルギフトショー」から、えどコレ!ブースの模様をレポートします。


えどコレ!は、インテリアに関するブースが並ぶ「LIVING&DESIGN」エリアに出展。

江戸川区が誇る名産品の数々を、えどコレ!カラーの青いブースに陳列。匠の技術が注ぎこまれた工芸品に目を引かれ、たくさんの方が足を止めていました。


全13事業者の商品を展示。

3カ月かけて開発してきたコラボ商品も初めて展示されました。

まずは圧倒的な存在感を誇る、髙橋鉸工業株式会社のドッグボウル。美しく磨き上げられた大小のドッグボウルが、通りすがりの愛犬家の心を惹きつけます。


大小2サイズ展開のドッグボウル。愛犬の名前を刻むことのできる、銅板のオリジナルプレートが光ります。

続いて、有限会社篠原風鈴本舗の江戸風鈴。魔除けの意味をもつ、伝統的な風鈴の色である赤が目を引きます。


コラボ商品『銀座の柳とガス灯』(手前右)。背後に並ぶ寿司柄の風鈴は、女子美術大学と共同開発した「産学公プロジェクト」の商品。

最終形では、街灯の黒を墨で仕上げることで、よりくっきりとした絵柄に。篠原風鈴本舗のオリジナルスタンドに吊るされ、外箱も合わせて展示しました。


「GINZA」の文字を入れた短冊や、風鈴のデザインを取り入れたイラスト付きの外箱にもこだわった。

最後は、株式会社縄忠のしめ縄作成キットです。


キットに入れる素材や量、台紙の色までこだわり抜いた、しめ縄作成キット『jizai』

論点となっていた商品名の表記は『jizai』に決定。ラッピングされた表面には、商品名入りのシールが付きました。既存商品の「minori」などと同様、格式を感じさせつつも軽やかな印象です。

コラボ商品初披露の場となったギフトショーは、大変盛況で幕を下ろしました。

銀座に集う買い物客のお手元へ。コラボ企画の集大成「つながる市・えどコレ!編」

続いては、無印良品 銀座の4階にある展示スペース「Open MUJI」にて開催された「つながる市・えどコレ!編」の様子をご紹介。2月21日(金)〜23日(日)の3日間開催され、コラボ事業者を含めて全15事業者の商品が並びました。


3連休の無印良品 銀座は、どのフロア賑わっていた。

多くの買い物客が行き交う、4階エスカレーター横の「Open MUJI」スペースに、えどコレ!の名産品が並びます。

「つながる市」の特設スペースでは、中金硝子総合株式会社の江戸硝子体験ワークショップも実施されていました。予約していたお客様が次々と訪れ、グラスに加工を施す体験を楽しみます。


加工を施すグラスは、青と緑の2種類から選べます。傾斜のついた緑のグラスのほうが難易度が高いそう。

「上と下とで手の角度の付け方が違う。力の入れ方が微妙で難しい」と語る体験者。体験者の多くが「予想より難しい」と話します。無印良品でのお買い物を楽しむたくさんのお客様が「つながる市」でも足を止めてくれました。

K&K farmの小松菜(手前)が大人気。中金硝子総合株式会社による江戸硝子のグラス(奥)は、外国人観光客への売れ行きが上々の様子。

3種類のコラボ商品も多くのお客様が手に取っていました。実際に購入される方も続々!


篠原風鈴本舗のオリジナル風鈴スタンドに吊るした『江戸の柳とガス灯』。風鈴の前で足を止めた女性は「風鈴スタンドの和洋折衷な印象が素敵」と話す。

『jizai』を手に記念撮影していたのは、縄忠ファンだと語るご夫婦。

イタリアン・グレイハウンド2匹の飼い主であるご夫婦が、水入れ用にとドッグボウル(小)をお買い上げ。「見た目がとてもかっこいい」

縄忠のしめ縄や、髙橋鉸工業のスピーカー風スマホスタンドなど、コラボ商品と並ぶほかの商品にも注目が集まりました。江戸川区の名産品が、多くの人の目に止まった3日間でした。

そんな「つながる市」の店頭に立っていたのは、コラボ商品企画を進めてきた「無印良品 銀座」の中河拓夢さん。


口下手だと謙遜しながらも、今回のコラボへの思いが溢れて止まらない様子の中河さん。

中河さんにもお話を伺いました。

「さすが江戸川区!と思いました。どの事業者さんもものづくりに本当に熱心でしたよね。事業者の現場の様子に刺激を受けて、僕も企画にのめり込んでいきました。

締め縄『jizai』は、縄忠さんに用意いただいた実物を見て、予想以上にかっこよくなるものだなと感動しましたね。また、篠原風鈴さんとの打ち合わせで、従来の風鈴は赤かったということを知り、伝統工芸への理解を深めながら、銀座のシンボルのような商品を作れたことがうれしいです。そして、自分も消費者の一人になった気持ちでディレクションしたドッグボウルは、髙橋鉸工業さんの手でこだわりポイントが凝縮された商品になったことに、本当に感動しています。

ものづくりは、ものを作って終わりではないので、売れるところまで見届けます!海外からのお客様も多いので、江戸川区のプロダクトを、銀座無印から世界へ発信していきたいです」

今後の「えどコレ!」にも乞うご期待!